ご覧いただきありがとうございます。アンティークの鶴乃堂です。
鶴は古来より「幸せを運ぶ象徴」とされ、縁起の良い存在として親しまれてきました。
当店では、世界各地から厳選したアンティーク品を取り揃え、皆さまに幸運と笑顔をお届けできるよう心を込めて出品しております。
どうぞ安心してお買い求めください。
■ 商品説明
ご覧いただきありがとうございます。
こちらは 明治期(1902年頃)に製造された "明治期 里帰り 初期オールドノリタケ銘品!! 一陳盛上げ 花文様 グリーン&ターコイズブルー マルキ印あり 花瓶"です。
裏面には、初期の輸出用製品にしか見られない「マルキ印」がしっかりと確認できます。
これは後の「NIPPON」印よりも古く、初期輸出ノリタケの真贋を見分ける重要な証とされ、コレクターの間でも評価の高いマークです。
当時の日本は欧米向け陶磁器の輸出に力を注いでおり、ノリタケ(森村組)はその先鋒を担っていました。
なかでもこのような花瓶は、欧州貴族の嗜好に合わせて制作された特注仕様で、現存数の極めて少ない希少品となります。
本作は、手描きによる百花繚乱の花文様に、西洋のエナメル技法に着想を得た、一陳盛上げによる立体装飾が全面に施された非常に贅沢な仕立て。
この盛上げ技法は、当時の職人が独自に発展させた日本ならではの装飾技術であり、明治期の美術陶器の粋ともいえる存在です。
色彩はグリーンとターコイズブルーを基調とし、アールヌーヴォー様式の流麗な曲線美と和の繊細な色彩感覚が見事に融合しています。
左右の持ち手や窓装飾にも手抜かりがなく、観賞用としても圧倒的な存在感を放ちます。
当時のノリタケが誇る「芸術陶器」のひとつであり、マルキ印と豪華な装飾技法の組み合わせは非常に珍しく、コレクター必見の逸品です。
■ 特徴
・明治期(1902年頃)初期オールドノリタケ製
・「マルキ印」あり
・華やかな手描き花文様
・西洋のエナメル技法に着想を得た、一陳盛上げによる立体装飾
・アールヌーヴォー様式の優美な曲線デザイン
・グリーン×ターコイズブルーの絶妙な色彩構成
・両側に優雅な持ち手付き
■ サイズ(約)
・高さ:18cm
・口径:6.7cm
・胴径最大部:9cm(持ち手含めず)
■ コンディション
・縁部分に小さな欠け、ほとんど目立ちませんが、一陳盛上げの剥がれ、絵付けの剥がれ等がございますが、全体を通してみますと、明治期の作品としては良好な状態だと思います。
・状態確認には万全を期していますが、見落としがある可能性もございます。
・写真を細部まで撮影しておりますので、入札の前にご確認ください。