◇特長
・MCPP液剤は接触的に作用し1年生広葉雑草及びスギナやクローバーなど幅広く効果を発揮します。また使用後、効果は進展しながら、土中における薬剤の分解は速やかに進みます。
※『適用作物・適用病害虫について』
農薬の登録・失効については、随時変更される場合がございます。
下記のサイト等で最新情報を入手して、正しくご使用下さい。
☆農林水産消費安全技術センター
【http://www.famic.go.jp】
◇使い方
MCPP液剤は温度によって雑草への効果が変わります。
したがって、高温期には少なめの量を低温期には使用範囲内で多めの量を使い分けるのが使用上のポイントです。
また、高温期には芝の地上部に一時的な黄変などを生ずる場合がありますが、これを避けるためには薬量の調整が必要です。
◇注意事項
● 本剤は生育期の広葉雑草に有効なので、雑草の発生後茎葉に均一に散布してください。
● 散布直後の降雨は効果を減ずるので天候を見きわめてから散布してください。
● 低温時(10℃以下)の散布は、効果が劣るのでさけてください。
● キク科雑草には効果が劣るので、それらの優占するところでの使用はさけてください。
● 本剤使用により芝に黄変などの薬害を生ずることもありますが、やがて回復し、その後の生育に対する影響は認められていません。
● 低花木及び浅根性の樹木の周辺では使用しないでください。
● 周辺の植物に散布液がかかると薬害を生ずるので、有用植物が付近にある場合にはかからないよう注意して散布してください。
● 芝以外の有用植物の植え付けが予想される場所やその付近での使用はさけてください。
● 散布後、散布液を調製した容器や散布器具は十分水で洗ってください。
● 水源池、養殖池等に本剤が飛散、流入しないように十分注意してください。
● 散布器具、容器の洗浄水は河川などに流さず、環境に影響を与えないように適切に処理してください。
● 誤飲などのないよう注意してください。
● 原液は眼に対して刺激性があるので眼に入らないよう注意。眼に入った場合には直ちに水洗し、眼科医の手当を受けてください。
● 本剤は皮ふに対して刺激性があるので皮ふに付着しないよう注意。付着した場合には直ちに石けんでよく洗い落としてください。
● 散布の際は農薬用マスク、手袋、長ズボン・長袖の作業衣などを着用し、作業後は手足、顔などを石けんでよく洗い、うがいをしてください。
● 公園、堤とう等で使用する場合には、小児や散布に関係のない者が作業現場に近づかないよう配慮するとともに居住者、通行人、家畜などに被害を及ぼさないよう注意を払う。また散布後にあっても、少なくともその当日は散布区域に立ち入らないように縄囲いや立札を立てるなど配慮してください。
● 漏出時は、保護具を着用し布・砂等に吸収させ回収してください。
● 移送取扱いはていねいに行ってください。
● 使用量に合わせ薬液を調製し、使い切ってください。
● 使用残りの薬剤は必ず安全な場所に保管してください。
●本剤の使用に当たっては、必ずラベルをよくお読みくだい。
また使用量、使用時期、使用方法を誤らないように注意し、特に初めて使用する場合には、病害虫防除所等関係機関の指導を受けていただくよう、お願い申し上げます。
■特徴(2023年10月時点)
クローバーなど広葉雑草にすぐれた効果を示します。
スギナ(トクサ科)に対しても高い効果があります。
処理適期幅が広く、きわめて使いやすい薬剤です。
■基本情報
登録番号:15020
農薬の種類:MCPP液剤
農薬の名称:MCPP液剤
物理的化学的性状:褐色澄明水溶性液体
用途:除草剤
剤型:液剤
製剤毒性:普
登録年月日:昭和57年04月01日
有効成分
α-(2-メチル-4-クロロフェノキシ)プロピオン酸カリウム:50.0%
その他成分
水等:50.0%

