犬用消化態経腸栄養食＜腎疾患用＞
・腎疾患の犬に適した栄養組成となっています。
・たん白質の量を制限してあります。
・たん白質中の必須アミノ酸含有量は66％以上でアミノ酸バランスにすぐれています。
・代謝エネルギーが572kcal/100gと高カロリーです。脂肪由来のエネルギーは62％です。
・易消化性原材料を使用しています。
└たん白質原料としてペチプド等（乳たん白質由来）を使用しています。
└脂肪原料として中鎖脂肪酸トリグリセリド（MCT）を脂肪含有量の30％使用し、脂肪吸収不全による下痢が起こりにくいよう配慮してあります。
└炭水化物原料にはデキストリンを使用しています。
・16％濃度に溶解した場合、pH6.7、浸透圧が350mOsm/lで体液とほぼ等張となり、下痢が起こりにくくなります。
・AAFCO、NRCの最新の基準に基づき「ビタミン」「ミネラル」を添加してあり、水溶性ビタミンは流出に配慮し高めに調整しています。
・長期間の給与に配慮し、食物性繊維を配合しました。
・リン、ナトリウム、塩素を制限し、カリウムを補給してあります。
・オメガ脂肪酸含量に配慮し、アラキドン酸、DHAを含有しています。・ヌクレオチド(核酸)を配合してあります。

・主原料
中鎖脂肪酸トリグリセリド（MCT）含有調整脂肪、乳製品、デキストリン、必須アミノ酸類、卵黄粉末、ヌクレオチド、ビタミン類、ミネラル類

・成分
粗たん白質22.0％以上、粗脂肪39.0％以上、粗繊維2.0％以下、粗灰分4.0％以下、水分3.0％以下、たん白質由来エネルギー15.4％、脂肪由来エネルギー62.4％

・溶解方法および給与方法
1.経口給与の場合
[溶解法]
チューブダイエット＜犬用キドナ＞1に対し微温湯（40℃前後）を1〜2の割合で容器に取り撹拌してペースト状に溶解します。
[給与方法]
シリンジ等を使用して動物の口腔内に静かに注入します。

2.経管給与の場合
[溶解法]
チューブダイエット＜犬用キドナ＞1に対し微温湯（40℃前後）を3〜5の割合で使用します。
まず、チューブダイエット＜犬用キドナ＞の全量を容器にとり、微温湯の半分量をこれに加えます。
撹拌しペースト状にして3〜4分程度放置した後に残り半分量の微温湯を加えて更に撹拌します。
[給与方法]
シリンジ等を使用して経鼻カテーテル、経口胃カテーテル、カテーテル食道ろう、胃ろう、空腸ろう等を介して給与して下さい。

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