自宅保管の品です。大変美品ですが古いものですので、表紙など若干の経年変化はございます。ご理解頂ける方にご検討をお願い申し上げます。


NHKあの人に会いたい 昭和に活躍した文化人40人の肉声を書籍化 三島由紀夫 湯川秀樹 植村直己 井伏鱒二 栃錦 吉村昭 岸田今日子他多数

昭和に活躍した文化人40人の肉声を再録した番組を文庫化

自分のためだけに生きるのは卑しい
三島由紀夫
絵なんていうのはねぇ 熊谷守一
多数というのは独創でも何でもない　湯川秀樹
文章の極意は「過不及なし」　里見弴
野の鳥は野に置けという、それが野鳥
中西悟堂
極限のなかでこそ人間本来のものに戻れる
植村直己
自分が救われるまで焼き物を作る
加藤唐九郎
季節感のない食べ物は愚の至り　辻嘉一
贅沢のなかから文化は築かれない
土光敏夫
借りてしか読めない少年たちを励ましてやろう 田河水泡
大勢の人間の努力はひとりの天才に勝る
高柳健次郎
全力を尽くして戦う。そこに土俵の美しさが　栃錦清隆
朝起きた時が生まれた時。関牧翁
一生、創作ですから　升田幸三
パイオニア・ワーク　今西錦司
書けばいいんだ　井伏鱒二
土こそ“いのち”の親や　西岡常一
「わたし、あなたが好きです」　宇野千代
作曲家は、最初の聴衆じゃなきゃ　武満徹
緊張感がなくなるとなくなってしまう　星野道夫
サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ　淀川長治
かたよらない、こだわらない、とらわれない心高田好胤
ものも言えない、言わないでいる、働く人たち　佐多稲子
旅は道草が楽しい 白洲正子
心が純粋になれば、自然の声が
東山魁夷
子どものような好奇心を
盛田昭夫
自己に頼れ、法に頼れ　中村元
無心の姿は美しい　小倉遊亀
ええ時もあるし悪い時もある。成田きん
お客様は神様です　三波春夫
死は推理小説のラストのごとく　山田風太郎
生意気なやつは生意気な噺になる。柳家小さん
人間の本能の奥に住んでいるもの　帖佐美行
指導するものと受けるものが一体となった時
白井義男
大きい夢をもて、小さい一歩を踏み出せ　竹内均
私は「小説」を書いている　吉村昭
演じるとは裸になること　岸田今日子
死ぬことほど晴れがましいことはない 鶴見和子
時代を思い出す最初の扉が、歌であれば　阿久悠

レビューより
刺さったのは写真家の星野道夫。クマの撮影に臨むとき、自然や動物と互角に対峙するためにあえて銃を持ちませんでした。氏はロシアでヒグマに襲われ命を落としますが、最期の顔は優しい寝顔のようだったといいます