自宅保管の品です。大変美品ですが、古いもので経年変化はございます。ご理解頂ける方にご検討をお願い申し上げます。

鉄道もクルマもなかった江戸時代、庶民や武士は、なにを目的にどんな旅をしていたのか。伊勢参り、湯治から、武士の出張、参勤交代まで、苦しみあり愉しみありの“道中”を数々の史料から興味深く再現。江戸の世を活写する本!


子供たちの“無銭旅行”が大流行。女性の旅人は関所で着物を脱がされた?!旅篭の飯盛女の“夜のサービス”って?…旅姿の老若男女が、街道を西へ東へ、大賑わい。庶民の伊勢参り、湯治から、武士の出張、参勤交代まで―江戸時代の人たちの、苦あり愉しみありの“道中”の様子を実況中継。


その１　こんなに面白い庶民の旅―お伊勢参りに、温泉、ご馳走…“夢のような別世界”に大興奮！

その２　こんなに面白い関所と旅篭―出立から、関所の通過、お宿まで…スムーズで快適な旅はできたのか？

その３　こんなに面白い旅の支度と心得―旅装、手荷物、お金、日取り…この知恵と工夫で、道中は万全！

その４　こんなに面白い武士の旅―参勤交代で、はるばる江戸へ。宿の手配に、殿のお供に、大わらわ！

その５　こんなに面白い東海道の旅―“弥次・喜多”も歩いた五十三次。大賑わいの旅路へ、いざ出発！

その６　こんなに面白い全国の街道の旅―中山道から、「奥の細道」まで知られざる面白スポットへご案内！

その７　こんなに面白い女たちの旅―「旅日記」から浮かび上がる大和撫子たちの意外な姿とは？


レビューより

知りたかった事が雲が切れる様に晴れた。
読んでてワクワクが止まらない。
当時は珍しい海外旅行の自慢話に過ぎず
新・旅行用心集は各項の文末に僅かに引用
まるでことわざを解説するかの様な内容。


この時代の旅と言えば「お伊勢参り」で御師たちの営業力のおかげで栄え、東海道中膝栗毛という作品も生まれ、実際に行けなくとも多くの人が憧れ夢中になった。関所、山越え、宿泊、旅姿、携行品、料金など出発前にそれなりの工夫、用意の必要あり。のんびりした庶民の旅とは違い数々の義務が課されていた大名はプライドを保ちつつ、節約に努め、全く楽しむ余地がなく気の毒。


庶民の旅、武家の参勤交代、東海道や中山道の様子や荷の運搬についてなど、所持品から関所まで様々なことが細かく書かれていて楽しく読めた。